岐阜県奥美濃地方のスキー場「スノーウェーブパーク白鳥高原」は白鳥ICから車で約30分、ウイングヒルズ白鳥リゾートの向かいにあるスキー場です。
グリーンシーズンはゴルフ場としても営業しており、冬はそのコースの上を滑ることになります。リフト2本と規模は小さめですが、ゴルフ場のコースを生かした超ワイドかつ独特な地形のゲレンデは、ここのスキー場ならではの特徴と言えるでしょう。
そんな奥美濃の中でも特徴的な白鳥高原のおすすめポイントと注意点などをご紹介したいと思います。
ここに注意!
- コース終盤、リフト乗り場付近の上り坂
- 道中の急な坂道
- 食堂が比較的小さい
スノーウェーブパーク白鳥高原のおすすめポイント
超ワイドなゲレンデを自由自在に滑走できる
出典:白鳥高原HP
白鳥高原のゲレンデは一部を除き非常にワイドで開けているため、単にコースに沿って滑るだけでなく、自分が滑りたいルートを見つけて滑る、といった楽しみ方をすることができます。夏はゴルフ場になる斜面の上を滑るわけですので、これだけ広いのも納得です。
上記ゲレンデマップのFREE Ride AREAは降雪直後であれば奥美濃とは思えない極上のパウダーを味わうこともできますし、地形を利用した滑走も楽しめるでしょう。
キッズエリアではそりや雪だるまづくりなどお子様が楽しめるエリアとなっています。
比較的混雑が少ない
白鳥高原は白鳥ICを降りた後下道を約30分ほど運転したところにあります。高鷲ダイナや鷲ヶ岳&ホワイトピアが集まる高鷲ICからは少し離れた場所にあるためか、空いていることが多いです。
白鳥高原の隣にはウイングヒルズというスキー場があるのですが、やはり白鳥高原のほうが空いているように感じます。
センターハウスや食堂など設備が比較的古く、地味な印象があるからでしょうか?スキー系の雑誌などにはよく白鳥高原の広告が載っていることがあるのですが、どちらかというとマニア向けなスキー場なのかもしれません。
もちろん初心者では滑りにくいとかそういうことはなく、混雑しにくくワイドなゲレンデは初心者にこそおすすめなのですが。
パークアイテムがシーズン初旬から充実
出典:白鳥高原HP
白鳥高原は奥美濃エリアの中でも昔からパークに力を入れ続けているスキー場です。
ハイシーズンにはゲレンデのいたるところにキッカーやジブアイテムが設置され、地形遊びやフリーランと同時にパークで遊ぶことができます。
パークアイテムの情報は公式HPで随時更新されているため、出かける前に遊びたいアイテムがあるかどうか確認しておくと良いでしょう。
また、白鳥高原のパークは雪が少ないシーズン初旬からアイテムが設置され始めるのもありがたいポイントです。
下の写真は2020/21/29時点でのゲレンデですが、キッカー5つ、ジブアイテム3つとほかのスキー場にくらべて充実していました。(ちなみに当時は鷲ヶ岳ですらキッカーとジブが1つずつくらいでした)
非常に雪が少なかった2019シーズンも頑張ってたくさんのキッカーを維持してくれていました。白鳥高原の豊富な積雪とパークディガーさんたちの努力によって誰もが楽しめるパークが運営されているのでしょう。
スキー・スノボ以外のギアも滑走可能
出典:白鳥高原HP
白鳥高原はスキーやスノーボードといったメジャーなギア以外にもいち早く対応していました。
例えば最近では比較的よく見かけるスノースクートやスノーストライダーなど、禁止だったりごく一部でしか滑れなかったりするスキー場は多いのですが、ここ白鳥高原は広いゲレンデを滑ることができます。ただしギアによってはぺアリフトのみ乗車可能といった場合もありますのでHPでご確認ください。
近年ではセパレートスノーボードやスノーフィートなど新しいギアがどんどん出てきていますが、滑走可能かはスキー場の判断次第です。HPに載っていないギアを使いたいときはまずは問い合わせるようにしましょう。
スノーウェーブパーク白鳥高原の注意点
コース終盤、リフト乗り場付近の上り坂
特に初心者の方に注意いただきたいのが、2つのリフトのうちロマンスリフト(ペアリフト)沿いのコース終盤が上り坂になっていることです。
右の写真は上り坂の頂点からコースを見下ろした風景ですが、あきらめて板を外すボーダーの方々が見受けられます。スピードをつければ登りきることもできなくはないですが、人をよける技術がまだない方には難しいでしょう。歩いて登りたくない方はコースを左に逸れればクワッドリフト乗り場まで滑り降りることができます。
初心者はどこで滑ればいいんだという話ですが、白鳥高原はクワッドリフトで頂上まで登ってしまっても、コースさえ選べば初心者の方でも滑り切れるようになっています。また、ロマンスリフトを降りて右側のコース(ゲレンデマップ左側)のコース「ビギナーズルート」は緩やかな傾斜が続く初心者コースで上り坂もありません。
どちらも滑ってみてから判断してはいかがでしょうか。
- ロマンスリフト(ペアリフト)乗り場周辺は上り坂なので注意
- 上り坂を避けて滑る方法は下記二つ
- ロマンスリフト(ペアリフト)ではなくクワッドリフト乗り場まで滑り降りる
- ビギナーズルートを滑る
道中の急な坂道
スキー場までの道中、とくに白鳥高原の駐車場目前の道が非常に急な坂道となっており、凍結時や深雪時はかなりスリップしやすくなります。
スタッドレスタイヤは装備してるけどチェーンは持っていない、という方もいると思いますが降雪後にチェーン無しで白鳥高原に行くのは慎重になったほうがいいかもしれません。
もちろん通常時はスタッドレスタイヤのみで十分な時がほとんどですので、公式HPで道路状況を出発前にチェックしておきましょう。
余談ですが雪で登れないがために直前で白鳥高原をあきらめて引き返す、という車を何度か見たことがありますし、知り合いがそうなったという話を聞いたこともあります(そのときは隣のウイングヒルズに変更したそうです)。
周囲に車がいなければまだいいですが、渋滞や事故の原因になりかねませんので道路状況を確認の上チェーンを装着して向かいましょう。
- 急な坂道があるので降雪後や凍結時は特に注意!
- 公式HPで道路状況を教えてくれるので出発前に確認する
- 車でスキーに行くなら不慮の事態に備えてチェーンを買おう!
食堂が比較的小さい
白鳥高原のセンターハウスには食堂や売店、レンタルハウスやホテルなど基本的な設備はそろっています。
ただ建物自体は比較的古く、広さもそれなりです。
スキー場の規模がそこまで大きくないため大きな食堂は必要ないのですが、時間によっては窓口が混雑します。
大きなスキー場であれば別の食堂にしたりキッチンカーで食べ物を買ったりできるのですが白鳥高原にはそれがありません。
混雑する時間をさけたり、あらかじめ食事を用意したりしておくのも良いでしょう。
ちなみにセンターハウスのお手洗いはリフォームしてあるのかとても広くてきれいなのでそこはご安心ください。
- 休日のお昼時は食堂窓口が混雑しがち(それでも座席は空いていることが多い)
- トイレは広くてキレイ!
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